
SPECIAL CONTENTS
ジュークボックスに
思いをめぐらせ
3人が選ぶプレイリスト
ジュークボックスへと変身した銀座メゾンエルメス。さあ、どんな音楽をかけましょうか?まずは、3人のアーティストたちに、エルメスがつくったスペシャルジュークボックスにインスパイアされたLPアルバムを選んでもらいましょう。

アクセル・ドゥ・ボーフォール
アトリエ・オリゾン
クリエイティブディレクター
La Femmeのアルバムはエルメスのジュークボックスのスピリットそのものです。ひねりがあり、破壊的でいて、クリエイティブなバイアスが格別。なにより、エルメスのスペシャルオーダー・アトリエでジュークボックスを使ってはじめてかけたLPレコードでもあります。アルバムから1曲だけを選ぶなら『La Femme』に注目してみてください。

ティエリー・プラネル
サウンドデザイナー
& ミュージックキュレーター
エルメスのメンズコレクションショーの音楽を手がけています。私はとってもフレンチなアルバムを2枚セレクトしました。まずは歴史的な1枚『Histoire de Melody Nelson』です。フランス・シャンソン初の“コンセプト・アルバム”でもあり、当時のポップミュージックとクラシック音楽を見事に融合。セルジュ・ゲンスブールの傑作であり、Portishead、Beck、Massive Attackなど多くのアーティストに影響を与えたカルト的なアルバムです。2枚めは『Moon Safari』。1998年にリリースされたフランス人デュオ、Airによる1stアルバムです。彼らは“フレンチ・タッチ”世代として、フレンチ・エレクトロの先駆けとなるエレクトロニック・ミュージックの立役者でした。長いインストゥルメンタル・トラックとポップなヒットチューンに彩られたこのアルバムに収められた『Sexy Boy』は、いつまでたっても25歳のまま!

YOSHIROTTEN
グラフィック・アーティスト
& アートディレクター
ランタンエルメスのグラフィックなどのアートディレクションを手掛けています。僕が初めてエルメスのメンズコレクションショーを体験し、エルメスのジュークボックスとも出合った『Step Into the Frame』(2019年、ロンドンでのメンズイベント)。イベントのアーティスティック・ディレクターとして、はじめて深く関わらせていただいた『RADIO HERMÈS』。これまでのエルメスとの想い出と、あのジュークボックスで聴いてみたいアルバムを中心にセレクトしました。

エルメスセレクション2024
ルーシー・アントゥネスはフランスのドラマー、パーカッショニストです。記憶に残る舞台パフォーマンス、催眠術にでもかかるような魅惑的なリズムが特徴です。モリー・ルイスはオーストラリア出身の口笛奏者でありミュージシャン。彼女の音楽は、エキゾチカ、マンボ、オールド・ハリウッド・グラマー、エンニオ・モリコーネのサウンドトラックをブレンドしているんです。






