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ジュークボックスに

思いをめぐらせ

5人が選ぶプレイリスト

ジュークボックスへと変身した銀座メゾンエルメス。さあ、どんな音楽をかけましょうか?まずは、5人のアーティストたちに、エルメスがつくったスペシャルジュークボックスにインスパイアされたLPアルバムを選んでもらいましょう。

アクセル・ドゥ・ボーフォール

アトリエ・オリゾン

クリエイティブディレクター

La Femmeのアルバムはエルメスのジュークボックスのスピリットそのものです。ひねりがあり、破壊的でいて、クリエイティブなバイアスが格別。なにより、エルメスのスペシャルオーダー・アトリエでジュークボックスを使ってはじめてかけたLPレコードでもあります。アルバムから1曲だけを選ぶなら『La Femme』に注目してみてください。

ティエリー・プラネル

サウンドデザイナー

& ミュージックキュレーター

エルメスのメンズコレクションショーの音楽を手がけています。私はとってもフレンチなアルバムを2枚セレクトしました。まずは歴史的な1枚『Histoire de Melody Nelson』です。フランス・シャンソン初の“コンセプト・アルバム”でもあり、当時のポップミュージックとクラシック音楽を見事に融合。セルジュ・ゲンスブールの傑作であり、Portishead、Beck、Massive Attackなど多くのアーティストに影響を与えたカルト的なアルバムです。2枚めは『Moon Safari』。1998年にリリースされたフランス人デュオ、Airによる1stアルバムです。彼らは“フレンチ・タッチ”世代として、フレンチ・エレクトロの先駆けとなるエレクトロニック・ミュージックの立役者でした。長いインストゥルメンタル・トラックとポップなヒットチューンに彩られたこのアルバムに収められた『Sexy Boy』は、いつまでたっても25歳のまま!

YOSHIROTTEN

グラフィック・アーティスト

& アートディレクター

ランタンエルメスのグラフィックなどのアートディレクションを手掛けています。僕が初めてエルメスのメンズコレクションショーを体験し、エルメスのジュークボックスとも出合った『Step Into the Frame』(2019年、ロンドンでのメンズイベント)。イベントのアーティスティック・ディレクターとして、はじめて深く関わらせていただいた『RADIO HERMÈS』。これまでのエルメスとの想い出と、あのジュークボックスで聴いてみたいアルバムを中心にセレクトしました。

蓮沼執太

音楽家 & アーティスト

エルメス制作のドキュメンタリームービーの音楽を手掛けています。僕にとって音楽はいつもそばにいる存在です。じっくりと音楽に浸かることができる音盤をセレクトしました。ミュージシャンの創造性、楽器の温かみ、演奏家の手しごとともいえるプレイの巧みさ、そしてジュークボックスから聴こえる一期一会の響き。どんな気持ちのときも音楽は僕たちに喜びをつくってくれる。そんな想いがこのセレクションに込められています。楽しんで聴いてください。

塩塚モエカ(羊文学)

音楽家 & 羊文学のギターヴォーカル

新しい世界を切り開くオルタナティブなロックバンド羊文学の塩塚モエカさんにもアルバムを選んでいただきました。「銀座メゾンエルメスに初めて入ったのは、2019年のイズマイル・バリーの展示のとき。迷い込むようにして、ガラスブロックでできた煌びやかな建物の上階に辿り着くと、本当にひっそりと、光と陰の関係性を掬い取る作品が並んでいた。眩しい存在の人に、ひそひそ声で小さな秘密を打ち明けてもらったような感じがした。それはとてもわくわくする時間だったので、今回は、私から小さな秘密のような、2枚のアルバムを紹介します」

エルメスセレクション2024

ルーシー・アントゥネスはフランスのドラマー、パーカッショニストです。記憶に残る舞台パフォーマンス、催眠術にでもかかるような魅惑的なリズムが特徴です。モリー・ルイスはオーストラリア出身の口笛奏者でありミュージシャン。彼女の音楽は、エキゾチカ、マンボ、オールド・ハリウッド・グラマー、エンニオ・モリコーネのサウンドトラックをブレンドしているんです。

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