動画を見る

STORY

エルメス
はじめてのシプレ

Christine Nagel

クリスティーヌ・ナジェル

エルメスの調香師

調香師クリスティーヌ・ナジェルによるエルメスにとってはじめてのシプレ系の香りが誕生しました。
ジンジャーリリーの繊細さとミラクルベリーの驚きをミックスさせたこの香りは、彼女が長い時間をかけて考え、形づくり、創りあげたうっとりするような得も言われぬ香り。ゆらめくように熱を帯びたオークウッドの残り香と深いパチョリの香りが感動をとじこめています。個性的で忘れがたい思い出を残すタイムレスな香りが、対位法のように素肌の上で重なり合い、ほどけては立ち上がり、 私たちの嗅覚を優しく刺激するのです。

――その名は、バレニア

《バレニア》とはエルメスのレザーの中でも独特の存在感を持つなめし革の名であり、その繊細でしなやかな五感に訴えるテクスチャーは、肌に触れることで形づくられると言えます。

バレニアの革肌はやさしく動きに寄り添い、大胆さをも包み込み、自由で果敢な運命と本能的に結びついているかのよう。この《バレニア》こそがエルメスではシプレのメタファーなのです。シプレは素肌を魅力で満たし、永遠に自分のもとに留めておきたいと思わせます。熱い心をもつシプレのボディノートは、とどまることを知らない、情熱を持つ女性の軌跡を描きます。

――心奪われるフラコン

エルメスで長年活動をともにする仲間のデザイナーのフィリップ・ムケがメゾンの代表的なブレスレット《コリエ・ド・シアン》から着想を得て、このフラコンをデザインしました。ブレスレットを思わせる楕円のフォルムに、メタルパーツで表面を覆った滑らかなピラミッド形のスタッズをあしらいました。代々受け継がれる「エルメスらしさ」が調和しました。生涯の伴侶となるフレグランスを象徴しています。

Collier de Chien

コリエ・ド・シアンのエスプリ

ブレスレット《コリエ・ド・シアン》は、エルメスでも象徴的なオブジェのひとつ。エルメスの馬具工房でつくられていた“犬の首輪(コリエ・ド・シアン)”から着想を得て、誕生しました。

レザーとメタルという異素材の組み合わせに、アクセントの効いたデザインが特徴のエレガントなオブジェは、狂騒の1920年代、一気に自立へと向かった女性たちの強い感性から生まれました。

シルエット、カラー、素材、テクスチャーなどを刷新し絶えずデザインされてきた《コリエ・ド・シアン》というエスプリは、バッグやアクセサリー、オブジェにもインスピレーションを与え続けました。そしてついに、今回はじめてフレグランスのフラコンとして登場します。

特別なムービーを通してその世界観をお楽しみください。

動画を見る

Christine Nagel

クリスティーヌ・ナジェル

2014年にエルメス・パルファンにクリエイター兼調香師として迎えられ、2016年にはエルメスのクリエーションと調香の伝統を受け継ぐ、単独の調香師に。いずれも祖国である厳格なスイスと陽光の地中海を見事に調和させる香りの名手。

エルメス、香りのトリビア

TOPにもどる

端末を縦にしてご覧ください