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      LA LANTERNE D’HERMÈS À GINZA 2026

      HERMÈS STORY

      オブジェの機能、感情

      ホームコレクション部門
      アーティスティック・ディレクター

      シャルロット・マコー=ペレルマン
      & アレクシィ・ファブリ

      デザイナー、フィリップ・スタルクのもとでキャリアをスタートし、多くの建築プロジェクトを手掛けてきたシャルロット・マコー=ペレルマンと、編集者でラテンアメリカの写真を専門にキュレーターとして活動するアレクシィ・ファブリは2014年にエルメスにやってきました。クラフトマンシップに対し情熱を持つふたりは、エルメスのホームコレクションをはじめ、サンルイ、ピュイフォルカのアーティスティックディレクションを監修します。銀座メゾンエルメスのウィンドウディスプレイには、彼らが手掛けるオブジェも多数飾られているんです。友人同士であるふたりが目指す、ものづくりの美学についてお話を伺いました。

      友人同士の絆

      シャルロットと私がエルメスに携わって、今年で12年めになります。とても息が合っていると思いますよ。チームワークをとても大切にしていますからね。私たちが手掛けるのはオブジェ、テキスタイルや家具などで、それぞれには専任のデザイナーや職人たちがいます。シャルロットとは昔からの友人でしたが、こうしてふたり一組で仕事をすることは、友人同士にはぜひお勧めしたいです。お互いの信念が強まりますから。(アレクシィ・ファブリ)

      銀座のウィンドウを巡る冒険

      銀座のメゾンは現代建築を象徴する作品です。エルメスで働くことを考える以前から、この建築は私たちにとっても特別な存在でした。そんなガラスブロックの名作に、どのようにエルメスの精神を吹き込めるか——それが私たちの挑戦でした。建物は精密で、均一で、明快です。一方で、ウィンドウディスプレイは豊かで、色鮮やか。小さなオブジェに命を吹き込み、とても小さな世界の、極めて繊細なスケールで繰り広げられる創造の冒険なのです。(シャルロット・マコー=ペレルマン)

      新しいオブジェの声を聞く

      テーブルウェアについては〈エルメス・アン・コントルポワン〉のために、アーティストのナイジェル・ピークと一緒に航海図をテーマに語り合いました。ですが、お皿のデザインを考えはじめると、情報量が多すぎることに気がつきました。ナイジェルはいったん地図の輪郭や縮尺スケールを描きはじめました。最終的には、それ以上は何も必要ないと気づき、地図を取り除き、輪郭だけを残し、今の形となりました。(シャルロット)

      《カザック・ドゥブル・ドゥ・エルメス》のグラスも気に入っています。私たちは常に新しい素材を探していますが、すでにある素材にどのようなユニークなアプローチでもってエルメスらしくできるかということも考えます。〈カザック〉にグラフィックを取り入れることは、特に効果的なアプローチでした。カザックは吹きガラスで有名なイタリア・ヴェネツィアのムラーノ島でつくられています。(アレクシィ)

      日本と離れがたいものづくり

      日本のものづくりにはふたつの美学が共存していると思います。ひとつは、伝統技法を極めた職人や芸術家の圧倒的な技巧。もうひとつは、「引き算が生む完成美」とでも言うべき装飾芸術の領域でしょう。(アレクシィ)

      アレクシィが言った日本文化が興味深いところは、単に機能的であることを目的としてつくられたものに、つくり手の想いや感情が感じられることです。素材を尊ぶことで、美しさを生み出すのです。(シャルロット)

      職人について語るような謙虚さがあり、それがエルメスという、つまるところ職人のメゾンであることを物語っています。私たちはいつも、日本を訪れる新しい口実を探していますから(笑)。(アレクシィ)

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