色を描く

      馬車塗装に特化した図版集からの一枚です。1893年に発行されたこの専門書には、塗装や飾り線(ライニング)の見本が豊富に掲載されており、職人向けに実践的な技法から道具や材料に至るまでを詳しく解説しています。作者であるフランスの芸術家ポール・フルーリーは、「馬車の塗装職人には、優れたセンスと技術はもちろん、色彩感覚と全体の調和を見極める深い理解力が不可欠だ」と述べています。

      作品名:

      クルーペインティング(馬車塗装、図版集)

      展示場所:

      銀座メゾンエルメス 2階

      作家:

      ポール・フルーリー

      備考:

      エミール・エルメス コレクションの複製です

      銀座メゾンエルメスには、エミール・エルメスが生涯をかけて集めてきた美術品や工芸品、書物などの一部が展示されています。エミールの精神に基づき、その後も新たなコレクションの探求は続いております。
      伝統的な職人技のオブジェと並んで、よりコンテンポラリーな作品群も収集しており、これはエルメスのものづくりにおける伝統と革新の姿勢を象徴するものです。エルメス現代写真コレクション、カレなどに生まれ変わるグラフィックやイラストレーションを扱うステュディオ・デッサンのコレクション、フォーブル・サントノーレ店のウィンドウディスプレイなどがこのケースに当たります。
      加えて、2019年からはエルメスがアーティストに特別依頼した作品が地域ごとの特色や魅力を旗艦店で表現しています。

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