この2枚のドローイングは、銜(クツワ)のオーダーカタログの一部です。左に描かれているのは、馬の口に装着される遊具付き馬銜(ハミ)。右は水勒銜(スイロクハミ)と呼ばれるもっともオーソドックスなクツワです。これらは、それぞれの形状を精細にスケッチしたもので、精密かつ機能的なドローイングだといえます。

機能美を描く
機能的、構造的、そして装飾的な美しさにエルメスは長らく惹かれてきました。ドローイングのみならず、今では手に入らない昔の馬具用品もコレクションしています。
作品名: | 行商人の絵画集の絵 |
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展示場所: | 銀座メゾンエルメス 地下1階 |
国: | フランス |
備考: | エミール・エルメス コレクションの複製です |
銀座メゾンエルメスには、エミール・エルメスが生涯をかけて集めてきた美術品や工芸品、書物などの一部が展示されています。エミールの精神に基づき、その後も新たなコレクションの探求は続いております。
伝統的な職人技のオブジェと並んで、よりコンテンポラリーな作品群も収集しており、これはエルメスのものづくりにおける伝統と革新の姿勢を象徴するものです。エルメス現代写真コレクション、カレなどに生まれ変わるグラフィックやイラストレーションを扱うステュディオ・デッサンのコレクション、フォーブル・サントノーレ店のウィンドウディスプレイなどがこのケースに当たります。
加えて、2019年からはエルメスがアーティストに特別依頼した作品が地域ごとの特色や魅力を旗艦店で表現しています。